帝京平成大学 学長 冲永寛子
大学スポーツはなぜ魅力があるのだろうか。自分の大学を応援する楽しみだけではなく、アマチュアスポーツであるが競技性が高いこと、大学4年間で競技面だけではなく人間性や社会性などの成長が見られること、学生によってプロになるか就職するかの人生ドラマがあることなどが挙げられる。
これらの魅力を本学でも最大限に支援したいと考え、2018年に帝京平成大学スポーツブランドの強化とイメージの統一の方針を示してから、帝京平成大学のスポーツは走り続けてきた。スポーツ局の開設による各部の安全安心対策・ガバナンスの強化、女子サッカー部の全国優勝、野球部の63年ぶり東都大学リーグ加盟と初参戦での三部昇格、柔道部、バスケ部の活躍など切磋琢磨しながら実績を積み重ねてきた。
それらの活躍を目の当たりにし、ぜひ多くの方々に知ってほしい、できれば学生自らが発信してほしいという皆の願いを実現したのが、このメディア部創設と創刊号発刊に繋がったのである。2018年の方針決定から5年目でここまでの発展は注目すべきものであるが、多くの方々のご指導やご協力があってのことであり紙面をお借りして厚くお礼申し上げたい。
加えて急遽4月からの部員募集に共鳴して集まってくれたメディア部初代部員には、TEIKYO HEISEI Sports Journalの一歩がここから始まることを記念する素晴らしい創刊号となったことに心から感謝する。帝京平成大学のスポーツ+メディア部が大学スポーツの魅力を発信していくことを期待している。